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モップの種類と特徴

執筆者の写真: sk-service-incsk-service-inc

更新日:1月21日



モップの種類には主に 布製モップ・科学モップ・ペーパーモップ・スポンジモップ

などがあります。それぞれ特徴があり、使う場所や用途によって最適なものを選びます。

 

以下はあくまで一般的な見解です。実際は各製品毎に異なる特長や注意点がありますので、メーカーの公式ページの商品説明や大手通販サイトのユーザーレビュー等をよくご覧になってからお選びください。


①布製モップ

主に水拭きやワックス塗布に用いる一般的なモップ

形状や素材でいくつかの種類がある



【房モップ(ストリングモップ)】

房モップ











先に長い糸が付いた主に綿製のモップ

汚れ落としや狭い場所での作業、水の拭き取りに向く

タイルやフローリング等の固い材質の床で場所を問わず使いやすい

使いこなすにはある程度のスキルが必要


用途:水拭き、から拭き、ワックス塗布


メリット

・ヘッドが小さいのでかどやすき間の作業がしやすい

・がんこな汚れも足を使ってこすり落とせる

・まとまった水分も拭き取りやすい


デメリット

・水を絞るための道具が大きくかさばる

・手作業で水を絞るのは手間がかかる

・乾燥に時間がかかり不潔になりやすい

・使い方に慣れるまで時間が掛かる

・使い方に慣れていないと拭き残しやムラになりやすい



【フラットモップ】

フラットモップ










長方形の平らな板に短い毛が付いているモップ

設置面積が広いことから広範囲の作業に向く

様々なフロアで使え、カーペットや絨毯のような柔らかい材質の清掃にも使える


用途:水拭き、から拭き、ワックス塗布


メリット

・広い範囲を効率的にふける

・乾燥が早く清潔

・ワックスは広範囲を素早く均一に塗れる

・含ませる水分量に気を付ければ誰でも簡単に使いこなせる

・使ったモップはまとめて洗濯できる


デメリット

・ヘッドが大きいので狭い場所は苦手

・ピンポイントのがんこな汚れは落としにくい

・水分量が多いと拭き残しがスジになることがある



【回転モップ】

回転モップ










モップ先端を専用のバケツ内で回転させ、遠心力で洗いから脱水まで出来る

直接手で触れる必要が無いので、手軽に本格的な水拭きが可能になっている

洗いや脱水はモップを手で上下するタイプとペダル足踏みタイプがある


用途:水拭き(から拭きが出来る製品もある)


メリット

・モップ先端を直接手で絞る必要が無いので清潔で手軽

・水に触れないので、手荒れの心配がない

・立ったままでモップを洗えるので、足腰の負担が少ない

・手でモップを絞る必要がないので、握力がなくても扱える


デメリット

・専用のバケツが大きくかさばる(2層式の場合)

・専用のバケツが無いと使えない

・モップを上下動で洗うタイプはある程度の腕力が必要



【ぞうきんモップ】

ぞうきんモップ










小型のフラットモップで、狭い範囲や一般家庭の作業に向く

ぞうきんを挟んだり、マジックテープで張り付けたりして使う

ふつうのぞうきんを使うタイプと専用のぞうきんを使うタイプがある

本体は安価で手持ちのぞうきんを使えば導入コストを抑えることができる


用途:水拭き、から拭き


メリット

・モップ先端を取り換えながらふけるので、複数用意しておけば何度も洗いに行く手間を減らせる

・使ったぞうきんはまとめて洗濯できる

・導入コストが安い

・誰でも簡単に使いこなせる


デメリット

・作業中にぞうきんが外れてしまうことがある

・広い範囲の作業には時間が掛かる

・水分量が多いと拭き残しがスジになることがある

・大型のフラットモップと比較して耐久性が劣る



《ふつうのぞうきんを使うタイプと専用のぞうきんを使うタイプの違い》


ぞうきんモップにはふつうのぞうきんを使うタイプと専用のぞうきんを使うタイプがある

(両方使えるタイプもある)それぞれの特徴は次の通り



①ふつうの雑巾をはさんで使うタイプ


メリット

・手持ちのぞうきんを使えるので経済的


デメリット

・手持ちのぞうきんの種類によっては作業がはかどらない

・はさんだぞうきんが外れやすい場合がある



②専用のぞうきんをはさんで使うタイプ


メリット

・専用なのでしっかりとフィットして使いやすい

・用途によって専用のぞうきんを選ぶので作業がしやすい

・ふつうのぞうきんにも対応したものであればどちらも使えて便利


デメリット

・手持ちのぞうきんが使えない場合がある

・最初に予備のぞうきんを購入する必要がある



【素材による違い】


布製モップには綿等の天然繊維やマイクロファイバーなどの合成繊維が使われている

それぞれの特徴については以下



《マイクロファイバー》

マイクロファイバー










ポリエステルやナイロンで出来た合成繊維で、髪の毛の100分の1以下の細い繊維が特徴

吸水性の高さや汚れ落ちの良さなど、様々なメリットを持つ


メリット

・吸水性が高く水を使う場所に向く

・乾燥がはやい

・柔らかい素材なので、床を傷つけない

・水をあまり使う必要がないので、水濡れを避けたい木製の床にも向いている

・木製の床に使うと艶が出る

・綿よりも汚れ落としがしやすく、汚れ残りが少ない

・水の吸収力が高く、床を早く乾燥させるので、水垢が残りにくい

・細かいチリやほこりを取るのに向く

・水だけで汚れを落とすことが出来る


デメリット

・熱に弱いので乾燥機は使えない

・汚れが付くと落ちにくい

・綿と比較して耐久性が劣る

・柔らかい素材の表面はキズが付く可能性がある

・繊維がギザギザのため肌荒れしやすい

・静電気が発生しやすいのでゴミが取れにくい場合がある



《綿》


綿100%の物とポリエステル等の科学繊維を含む物がある

耐久性が高く長く使えるが、乾きが悪いので厚手の物はよく乾かさないと不潔になる


メリット

・使い古したタオルや服等を再利用して作れる

・熱に強く乾燥機が使える

・日向で干しても傷みにくい

・耐久性が高い


デメリット

・乾燥に時間がかかり不潔になりやすい

・毛羽立ちが出やすい



②科学モップ
科学モップ



















生地に染み込んだ油などの吸着剤で埃を吸い取るモップ

水を使わずに効率よく汚れや埃を取り除くことができる

力を使わずにほこりや塵を取れるので、日常清掃に向く


用途:乾拭き


メリット

・ほこりが舞いにくく、床の日常的な清掃に最適

・力が要らず軽く滑らせるだけで手軽に掃除できる

・吸着剤の油につや出し効果がある


デメリット

・吸着剤の油が必要

・手入れに手間がかかる

 洗い→乾燥→吸着剤塗布→吸着剤の浸透と時間が掛かるのでお手入れ後にすぐ使えない

・水がある場所や水拭き用としては使えない

・窓には使えない

・床にこびりついた汚れには効果が無い

・吸着剤がシミになったりするので、保管場所や置場所には注意が必要

・天然素材には使えない(白木・無垢材・畳・大理石など)



③ペーパーモップ
ペーパーモップ










使い捨てシートとも呼ばれるモップで、不織布のシートをモップ先端に取り付けて使う

表面の静電気でちりや埃を吸着し、手軽にほこりや髪の毛などを掃除できる

汚れたシートは捨てるだけと簡単なのも特徴

主にドライタイプが埃の拭き取りなどに使われるが、水拭きやワックス掛けに使うウェットタイプもある


用途:水拭き、から拭き


ドライタイプ

髪の毛やほこりに


ウェットタイプ

こびりついた汚れの水拭きに


メリット

・使い捨てなので常に新しい物を使うため清潔

・掃除をした後のシートは捨てるだけで手軽

 

デメリット

・交換シートを買い続ける必要があるので費用が掛かる

・広い場所での作業では途中でシートの交換が必要になる場合がある

 

  

④スポンジモップ

スポンジに水を含ませて使うモップ

水拭きや水洗い後の拭き取りに使え、カーペット上の抜け毛も取りやすい

風呂場などの水が多い床の掃除に向く


用途:水拭き


メリット

・水をきれいに拭き取れる

・水を絞る機構を備えているので、水を絞る道具が不要

・水絞りはレバー等を使ってワンアクションで簡単

・カーペット表面に付いた抜け毛が取りやすい


デメリット

・乾燥すると固くなり、使う前に水につけてしばらく置く必要がある

・タイルの目地に水分が残りやすい

・表面がすぐに汚れるので洗う頻度が多い



まとめ

以下の表にそれぞれのモップの特徴をまとめました。

各モップは材質によって特性が変わる場合があり、使い方によってはこの表と一致しない場合もありますのでご了承ください。


向いている 〇使える △使いにくい or 条件付き 使えない

種類

タイル

フローリング

カーペット

ガラス

房モップ

フラットモップ

ぞうきんモップ

科学モップ

ペーパーモップ

スポンジモップ

種類

水拭き

乾拭き

ワックス

房モップ

フラットモップ

ぞうきんモップ

科学モップ

ペーパーモップ

スポンジモップ

※タイルは目地有の場合


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