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コーティング後のお手入れ①

執筆者の写真: sk-service-incsk-service-inc

更新日:1月31日


【洗面台・便器編】


コーティング施工で設備が見違えるようにきれいになりました。

コストもかけているので効果が長持ちしてほしいものです。


さて、この後のおそうじは今まで通りでいいのでしょうか?

洗剤や道具も今までのものをそのまま使えるのでしょうか?


コーティング後のお手入れについて、そんな疑問をお持ちの方にお答えします。


コーティング後の毎日のおそうじ

コーティングをしても毎日のおそうじは欠かせません。力まかせのおそうじをしたり、汚れを放置すればコーティングが長持ちせず、すぐに汚れが落ちにくい状態に戻ってしまいます。コーティング効果を長持ちさせる為には日々の丁寧なメンテナンスが求められるのです。


それでは、どのようなメンテナンスをすれば良いのでしょうか?

以下を参考に1日1回は必ずおそうじするようにしましょう。



【使う道具】

推奨:スポンジ

使用可:不織布などの柔らかい素材のブラシ

使用可:コーティング便器対応のブラシ

※商品説明欄にコーティングした便器にも対応する旨の記載があるブラシ


※コーティング便器対応の推奨ブラシ

株式会社サンコー コーティング用トイレクリーナー

株式会社サンコー びっくりトイレクリーナー



【使う洗剤】

不要(使う場合は中性洗剤)



【おそうじの手順】

①水で湿らせたスポンジ(またはコーティング対応ブラシなど)を使って洗い残しが無いように隅々までやさしく水洗いする

②マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を拭き取る

③拭き上げた後に表面を確認して水あかや汚れの洗い残しが無いかをよく確認する

※拭き上げた後に確認するのは汚れや水垢を確認しやすくするため

④洗い残しを見つけたらもう一度洗う

⑤最後にもう一度マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで拭き上げ、水分を残さず拭き取る



週に1回程度は・・・

毎日のおそうじをしっかりやっておけば、汚れが溜まることはほとんどありません。

ただし、見落とした尿汚れや油汚れなど水洗いだけではどうしても落としにくい汚れが残ってしまうこともあります。

そんな汚れを溜めないようにするために、週に1回程度の間隔で以下のおそうじをしてあげるだけでキレイがいつまでも維持できます。



【使う道具】

推奨:スポンジ

使用可:不織布などの柔らかい素材のブラシ

使用可:コーティング便器対応のブラシ

推奨:吐水口などの狭い部分をそうじ出来るスティック状の清掃道具

推奨:ふち裏汚れ確認用の手鏡


※スティック状の清掃道具の例

株式会社サンコー すきまぴかぴか 10本入り



【使う洗剤】

中性洗剤(簡易コーティング効果のある洗剤推奨)



スポンジ










【おそうじの手順】

①水で軽く湿らせたスポンジ(またはブラシ)に中性洗剤をつけて全体に塗り伸ばし、隅々までやさしく洗う

②吐水口などの狭い部分は狭い場所に対応したスティック状の清掃道具でよく洗う

③洗剤分が残らないように清潔な水で洗い流す。出来なければ濡れた雑巾で洗剤分をしっかりと拭き取る

④マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を拭き取る

⑤手鏡を使ってふち裏などの普段見えない箇所に洗い残しが無いかを確認し、汚れがあれば残さず洗う

※拭き上げた後に確認するのは汚れや水垢を確認しやすくするため

⑥最後にもう一度マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで拭き上げ、水分を残さず拭き取る


おそうじのポイント

①おそうじはなるべく毎日!


汚れは溜まると落ちにくくなります。おそうじはなるべく毎日するようにしてください。



②洗った後の水分の拭き取りは確実に! 


拭き残しは水あかになります。拭き残しの少ないマイクロファイバー等のタオルで水滴が肉眼で見えなくなるまで丁寧に拭き取ってください。



③道具にメラミンスポンジや硬いブラシ類は使わない!


表面を削って汚れを落とすメラミンスポンジや硬い道具はキズや剥がれの原因になります。なるべく柔らかい道具を使って優しく洗うようにしてください。



④洗剤をつけて数分置いてからお掃除を始める


少し時間を置くだけで汚れが分解されて落としやすくなります。



⑤汚れや水垢を見つけたら放置しない


汚れや水あかは溜まると落ちにくくなります。気が付いた時に必ず落とす習慣を付けてください。


⑥汚れがついていないように見える箇所も必ず洗う


汚れは付いていないように見えても確実についています。見えるようになった時には汚れが溜まってしまった状態です。そうならないように、おそうじの際は見た目できれいに見える箇所も含めて必ず全体を洗ってください。クルマのボディを洗車する場合をイメージして頂くとわかりやすいかと思います。



その他の注意点

①同じ場所を何度も強くこすらない


摩擦によってキズ付きの原因になります。力を使わずにやさしく洗うようにしてください。



②一度使って汚れたままのぞうきんやタオルで拭かない


付着した汚れがキズ付けの原因になります。よく洗って汚れを落としてから使うようにしてください。

何枚か清潔なぞうきんやタオルを用意しておき、汚れたら新しい物に交換するのがおすすめです。



③砂ぼこりはなるべく先に水で洗い流す


砂ぼこりが残ったままで表面をこするとやすり掛けをしたようにキズを付けてしまいます。

水洗いが無理なようであれば濡らして軽く絞った雑巾でやさしく拭き取ってください。



④洗い残しが無いように隅々までお掃除する


洗い残しがあると簡単に落とせる汚れも次第に落ちない汚れに変化してしまいます。おそうじの最後に全体をよく点検する癖をつけてください。



⑤道具はなるべく新しい物を使う


新しいぞうきんやブラシであれば力を使わなくても本来の吸い取りや汚れ落とし効果が発揮されますが、古い物は力まかせになりがちです。柔らかいぞうきんでも力を入れてこすればキズ付きの原因となります。また、傷んだブラシで柄がむき出しになったものを使うとキズを付けてしまいますので決して使わないようにしてください。



汚れが溜まってしまったら

毎日おそうじしていても、見落としによる汚れがどうしても溜まってしまうことがあります。溜まってしまった汚れは以下のおそうじ手順にしたがってしっかりと落としてください。

※洗い残しによる汚れを確認したら、次回のおそうじからはその場所の汚れを見落とさないように意識するようにしてください。




|洗面台|

洗面台のおそうじ










【使う道具】

推奨:スポンジ

推奨:排水口などの狭い部分をそうじ出来るスティック状の清掃道具



【使う洗剤】

中性洗剤



【お清掃の手順】

①水で軽く湿らせたスポンジに中性洗剤をつけて汚れが溜まっている部分によく塗り伸ばす

②洗剤をつけて5分程度したら全体を隅々までよく洗う

③吐水口などの狭い部分は狭い場所に対応したスティック状の清掃道具でよく洗う

④洗剤分が残らないように清潔な水で洗い流す。出来なければ濡れたぞうきんで洗剤分をしっかりと拭き取る

⑤マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を拭き取る

⑥拭き上げた後に表面を確認して水あかや汚れの洗い残しが無いかをよく確認する

※拭き上げた後に確認するのは汚れや水あかを確認しやすくするため

⑦まだ汚れが残っているようであればもう一度洗う

⑧汚れがなくなるまで⑤~⑦を繰り返す

⑨マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を十分に拭き取る



|便器|


便器のおそうじ










【使う道具】

推奨:スポンジ

使用可:不織布などの柔らかい素材のブラシ

使用可:コーティング便器対応のブラシ

推奨:狭い部分をそうじ出来るスティック状の清掃道具



【使う洗剤】

洗剤は汚れに応じて以下の3つのレベルを使い分けるようにしてください。

※レベル2やレベル3の洗剤はコーティングした便器には非推奨です。このような汚れを溜めないようなおそうじを普段から心がけるようにしてください。


レベル1(軽くこすれば落ちる汚れ) ― 中性洗剤 

レベル2(こすっても落ちない水あかや尿石のこびりつき汚れ) ― 重曹、クエン酸

レベル3(重曹やクエン酸で落ちない水あかや尿石汚れ) ― トイレ掃除用の酸性洗剤



【お掃除の手順】

①スポンジ(またはブラシなど)に洗剤をつけて汚れている箇所に直接塗り込む。

②洗剤塗布後5分程度放置する。(酸性洗剤は1~2分)

③スポンジに洗剤をつけながら溜まった汚れをやさしくこすり落とす。

④吐水口などの狭い部分は狭い場所に対応したスティック状の清掃道具で汚れを落とす。

⑤洗剤分が残らないように清潔な水で洗い流す。出来なければ濡れたぞうきんで洗剤分をしっかりと拭き取る。

⑥マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を拭き取る

⑦拭き上げた後に表面を確認して水あかや汚れの洗い残しが無いかをよく確認する

※拭き上げた後に確認するのは汚れや水あかを確認しやすくするため

⑧まだ汚れが残っているようであればもう一度洗う

⑨汚れがなくなるまで⑥~⑧を繰り返す

⑩マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を十分に拭き取る。


※注意

洗剤を使う時は最後に洗剤分をよく洗い流すようにしてください。また、酸性やアルカリ性の洗剤は樹脂製の洗面台や金属製の蛇口・排水管等には使わないようにしてください。

もし、誤ってついてしまった場合には洗剤分を残さないようにすぐに洗い流すかよく拭き取るようにしてください。


樹脂に付着した洗剤を放置した場合には染みや変質の原因になる可能性があります。また、金属の場合には腐食が発生し、場合によっては穴が開いてしまう可能性がありますので注意してください。



まとめ

以上がコーティング後の基本的なお手入れ方法となります。

どの様な対象にも共通するお手入れの基本が「汚れを放置しない」ということ。


これまでの管理方法で設備に汚れや水あかが溜まってしまったり、キズだらけになってしまったのであれば、「汚れを放置しない」お手入れが出来ていなかったということになります。


汚れが付いたまま放置すればコーティング層を傷める原因となり、せっかくの防汚効果もすぐに半減してしまいます。


コーティングをされたのであればそれなりのコストをかけている事でしょう。無駄にしないためにはそれで満足するのではなく、「おそうじ方法の見直し」を必ず行ってください。


コーティング施工と後の管理までのセットが「コーティング」です。上記お手入れの手順を参考にこれまで以上にメンテナンスに気を配り、設備を大切に使うようにしてください。




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