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コーティングの硬度は高い方がいいの?

最終更新: 2月15日

コーティング剤には硬さを表す硬度というものがあります。

単純に考えると数値が高い程いいコーティングのような印象を受けます。

実際のところはどうなのでしょうか。

今回はこの「硬度」についてお話したいと思います。


硬度とは?

よく使われているのが「鉛筆硬度」と呼ばれるもので、JIS規格「6B~9H」(JIS K5600 塗料一般試験方法の4.4 引っかき硬度(鉛筆法))の17段階で傷つきにくさを表します。

鉛筆硬度「6H」であれば、上記の試験方法に従って「6Hの鉛筆の芯」で引っ掻いても傷がつかないことを意味します。








硬度が高い方が本当にいいもの?

鉛筆硬度について理解した上で、コーティング業者やコーティング剤の広告で「硬度7H」や「硬度9H」等の謳い文句を見たらどんな印象を持つでしょうか。

「「硬度9H」の方が傷がつきにくくて長持ちするいいコーティングに違いない。」と感じると思います。

  

広告もそれを狙って硬度を明記しているはずです。

ですが、硬度だけではコーティング剤の良し悪しは判断できません。


単純に硬度が高いという理由だけでコーティング剤を選ぶと、逆に耐久性が低くなってしまったりすることがあります。



はがれたり割れたりすることも

極端な例ですが、仮に革製のソファに硬度の高いガラスコーティングを塗布したとしたらどうでしょうか?


人が座った瞬間にパリパリとコーティングがはがれたり割れたりしてしまうはずです。


革は人が上に乗れば体重によって変形しますし、温度によっても伸縮します。

「硬度が高い」ということはその真逆を意味します。


硬度が高くなると確かに表面に傷はつきにくいかもしれませんが、同時に衝撃や曲げに弱くなります。表面に硬いものをぶつけたり、素材が伸縮した場合にひびが入ったりする危険が高くなる点に注意が必要になります。


柔らかい素材や伸縮素材に真逆の硬いコーティング剤を塗布すれば、コーティングは密着出来ずにはがれたり割れたりしてしまいます。



素材との相性が大切

このように素材との相性を考えずに硬度の高いコーティング剤を使ってしまうと、長く持つどころか、密着出来ずにはがれたり割れてしまったりすることがあります。


大切なのは硬度と「素材との相性」のバランスを考えてコーティング剤を選ぶということになります。


当社でも素材と相性のいい最適なコーティングを施工するために、硬度や成分の異なる数種類のコーティング剤を常備しています。   




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