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ぞうきんの種類と選び方

執筆者の写真: sk-service-incsk-service-inc

今回はおそうじには必ずと言っていいほど活躍する「ぞうきん」のお話です。


皆さんが普段何気なく使っているぞうきんにも様々な種類があり、それぞれに適した用途があるのをご存知でしょうか。


選び方を間違えてしまうとおそうじに余計に時間が掛かってしまったり、思ったようにキレイにならなかったりということに。


そうならないためには「ぞうきん」の基本的な知識を身に着けておくことが大切になります。


そこで、今回はぞうきんの種類と選び方についてまとめました。


素材別

①マイクロファイバー


マイクロファイバー

ポリエステルやナイロンで出来た合成繊維で、髪の毛の100分の1以下の細い繊維が特徴

吸水性の高さや汚れ落ちの良さなど、様々なメリットを持つ


 メリット

・吸水性が高く水を使う場所に向く

・乾燥がはやく衛生的

・柔らかい素材なので、対象を傷つけない

・水をあまり使う必要がないので、水濡れを避けたい木製の対象にも向いている

・木製の対象に使うとツヤが出る

・綿よりも汚れ落としがしやすく、汚れ残りが少ない

・水の吸収力が高く、対象を早く乾燥させるので、水あかが残りにくい

・細かいチリやほこりを取るのに向く

・水だけで汚れを落とすことが出来る


 デメリット

・熱に弱いので乾燥機は使えない

・汚れが付くと落ちにくい

・綿と比較して耐久性が劣る

・柔らかい素材の表面はキズが付く可能性がある

・繊維がギザギザのため肌荒れしやすい

・静電気が発生しやすいのでゴミが取れにくい場合がある



②綿

綿ぞうきん

綿100%の物とポリエステル等の科学繊維を含む物がある

耐久性が高く長く使えるが、乾きが悪いので厚手の物はよく乾かさないと不潔になる


 メリット

・使い古したタオルや服等を再利用して作れる

・熱に強く乾燥機が使える

・日向で干しても傷みにくい

・耐久性が高い


 デメリット

・乾燥に時間がかかり不潔になりやすい

・毛羽立ちが出やすい


生地に染み込んだ油などの吸着剤で埃を吸い取るモップ

水を使わずに効率よく汚れや埃を取り除くことができる

力を使わずにほこりや塵を取れるので、日常清掃に向く



③化学ぞうきん


生地に染み込んだ油などの吸着剤で埃を吸い取るぞうきん

水を使わずに効率よく汚れや埃を取り除くことができる

力を使わずにほこりや塵を取れるので、日常清掃に向く


メリット

・ほこりが舞いにくい

・力が要らず軽く滑らせるだけで手軽に掃除できる

・吸着剤の油につや出し効果がある

・ほこり取りと仕上げ拭きが同時に出来る

・使い捨てのものを使えば洗う手間が省ける


デメリット

・レンタルや使い捨ての場合が多くコストが掛かる

・再利用可能なものは吸着剤の油が必要

・洗うと埃の吸着効果が無くなる

・手入れに手間がかかる

 洗い→乾燥→吸着剤塗布→吸着剤の浸透と時間が掛かるのでお手入れ後にすぐ使えない

・水がある場所や水拭き用としては使えない

・窓には使えない

・こびりついた汚れには効果が無い

・吸着剤がシミになったりするので、保管場所や置場所には注意が必要

・天然素材には使えない(白木・無垢材・畳・大理石などだが、一部使えるものもある)



④スポンジ


セルロース100%のものと綿を含むものがある

天然素材なので環境に優しい

吸水性が高く拭き残しも少ないので仕上げ拭きに効果を発揮する


メリット

・水の吸収力が高く、対象を早く乾燥させるので水あかが残りにくい

・素材の柔軟性が高い

・乾燥がはやく衛生的

・耐久性が高い

・毛羽立ちが無い


デメリット

・乾燥すると固くなるので、水を含ませて柔らかくする必要がある

・塊汚れの拭き取りには向かない

・価格が高め

・乾燥機は使えない



用途別

①床・机などの水拭き


おすすめの素材

マイクロファイバー

綿


水だけで汚れを落とせるマイクロファイバーがおすすめです。使った後の乾燥も早く雑菌が繁殖しにくいので、清潔にしておきたい机の上などにも最適です。


水をあまり使う必要が無いので、水濡れをなるべく避けたい木製の素材にも向いています。また、木製の素材に使うとツヤが出る効果もあるのでおすすめです。


コストを掛けたくなければ耐久性が高く、メンテナンスにも気を遣わない綿のぞうきんもおすすめです。使った後はまとめて洗濯機で洗って乾燥機に掛けて何度も繰り返し使えますので、大量に酷使する場合にはおすすめです。



②床・机などのから拭き


おすすめの素材

マイクロファイバー

化学ぞうきん


素材が柔らかくできているのでキズを付けにくく、軽く拭くだけでほこりも取れるマイクロファイバーがおすすめです。水分もキレイに拭き取れるので、拭き跡も残りにくくなります。


軽く拭くだけでほこり取りと仕上げ拭きを同時に出来る化学ぞうきんも手軽さの面でおすすめです。使い捨てのものが多いのでその分コストが掛かりますが、洗って干す作業が不要なので手間を掛けたくない場合には最適です。ただし、水などで濡れた場所には使えないので、水拭き後のから拭きには他の素材のぞうきんを用意する必要があります。




③ガラス・鏡


おすすめの素材

マイクロファイバー

スポンジ


拭き跡が気になるガラスや鏡もマイクロファイバーであればキレイに仕上げることが出来ます。素材が柔らかいのでキズも付けにくく、軽く拭くだけでほこりが拭き取れます。

手あかやくすみも、から拭きするだけできれいに落とすことが出来ます。


スポンジぞうきんは吸水性が高いのでガラスや鏡の仕上げ拭きに向いています。水滴もキレイに拭き取れて毛羽も出ないので、すっきりキレイに仕上げることが出来るのでおすすめです。



④油汚れ


おすすめの素材

マイクロファイバー

綿


マイクロファイバー特有の細かい繊維が広い面積で油を効率よく吸収します。

水に濡らしてよく絞ると汚れ落とし効果も高まります。


古着で作ることも出来る綿のぞうきんはひどい油汚れの場合には使い捨ても出来るのでおすすめです。使い古しや使い捨てのぞうきんを複数枚用意して油汚れを拭き取ったらそのまま捨ててしまえば何度も洗う手間が省けます。



まとめ

以上、ぞうきんの基本について見てきました。身近なぞうきんにも様々な種類があってそれぞれに適した用途があるのがお分かりいただけたのではないでしょうか。


上記はあくまで基本です。製品によってはそれぞれの欠点を補う優れた物も出ています。基本を押さえていれば何がどのように優れていてそれが目的の用途に適しているのかを判断しやすくなります。


ぞうきんを選ばれる際には上記内容を是非ご参考にして頂き、目的の用途に合った正しい製品をお選びになることをおすすめします。


向いている 〇使える △使いにくい or 条件付き 使えない

種類

乾拭き

水拭き

ガラス・窓

油汚れ

綿ぞうきん

マイクロファイバー

科学モップ

スポンジモップ



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