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フローリングのおそうじ方法とメンテナンス

更新日:4 日前

便器のおそうじ

今回は床材として最も多く使われている素材の1つであるフローリングのおそうじ方法について解説します。


フローリングの種類


本題に進む前に、最初に予備知識を確認しましょう。フローリングには大きく分けて複合フローリングと無垢フローリングの二種類があります。


複合フローリング


複合フローリングは複数の薄い板を接着剤などで組み合わせて作られた床材です。質感は無垢材に及ばないものの、複数の板を張り合わせているため、温度や湿度などの環境の変化に強く、伸縮や反りなどが起こりにくい性質を持ちます。また、キズや汚れにも強く、メンテナンスもしやすいのが特徴です。


複合フローリングには、表面に貼り合わせるものによって突板(つきいた)フローリング、挽板(ひきいた)フローリング、シートフローリングにさらに分かれます。


  • 突板フローリング: 厚さ0.2mmから0.3mmに薄くスライスした木材を表面の仕上げに使用。樹脂などのコーティングが施されており、温度や湿度の変化にも強いです。

  • 挽板フローリング: 厚さ1mmから2mmの木材を表面の仕上げに使用。無垢材に近い質感と複合材の機能性を持っています。


  • シートフローリング: 表面に木目等をプリントした樹脂の化粧シートを貼ったもので、湿度や温度の変化に強く、水にも強いです。


無垢フローリング


無垢フローリングは一本の丸太から切り出された単一の木材を使用しています。無垢材は天然の質感や手触り、個性ある木目や調湿効果が特徴です。しかし、湿気を吸いやすく、水分や薬品にはデリケートです。メンテナンスに注意しないと変色や反りなどのトラブルが起こることもあります。


おそうじをしようとしているフローリングの素材が上記のどれなのかは非常に重要です。それぞれメンテナンス方法が異なるため、注意すべき点も異なります。おそうじを始める前に必ず確認しておきましょう。


複合フローリングのおそうじ


普段のおそうじ


砂埃などがたまると、歩行やおそうじの際にフローリングを傷つけてしまいます。日常のお掃除は毎日こまめに行いましょう。


【おそうじの手順】

  1. フロアワイパーで表面の埃を取り除きます。

  2. 掃除機で残った細かい汚れを吸い取ります。


ポイント

  • フロアワイパーや掃除機は木目に沿って動かすと、溝の汚れも取り除けます。

  • フロアワイパーを先にかけてから掃除機をかけましょう。掃除機を先にかけると、排気で埃が部屋中に舞い上がります。

  • 砂汚れが多い場合は、掃除機を先にかける方法も有効です。


ご注意

  • 掃除機の回転ブラシのヘッドはフローリング用のアタッチメントに交換してください。回転ブラシのまま使うと、床に細かい傷をつける恐れがあります。


週に1回のおそうじ


湿気や水分に強い複合フローリングですが、おそうじのたびに水拭きをすることは避けてください。頻度は週1回~2回で十分です。それ以外では、食べこぼしや油汚れが付いた時、またはから拭きや掃除機だけでは落ちない汚れが付いたタイミングで水拭きしましょう。


【おそうじの手順】

  1. フロアワイパーで表面の埃を取り除きます。

  2. 掃除機で残った細かい汚れを吸い取ります。

  3. かたく絞ったぞうきんで一方向に均一に水拭きします。

  4. 最後に乾いた清潔なぞうきんでから拭きして仕上げます。


ポイント

  • ぞうきんは必ずかたく絞って使用しましょう。水分が多すぎるとフローリングを痛める可能性があります。

  • マイクロファイバーのぞうきんを使うと、拭き残しが少なく綺麗に仕上がります。


ご注意

  • コーティングのない挽板フローリングを水拭きする際は、特に注意が必要です。水分が残らないようにしてください。

  • フローリングのおそうじに使う洗剤は、フローリング専用または台所用の中性洗剤を薄めて使用してください。洗剤を使った後は、水拭きと乾拭きをしっかり行い、洗剤成分が残らないように注意しましょう。


半年に1回のおそうじ


シートフローリングや表面にウレタン塗装が施されたフローリングはワックスを塗る必要はありません。それ以外のコーティングが施されていないフローリングは、半年に1回程度薄くワックスを塗って表面を保護しましょう。


【おそうじの手順】

  1. 週に1回のおそうじの手順に従って、フローリング表面に埃を残さないようにきれいにします。

  2. 床面を30分~1時間程しっかりと乾燥させます。

  3. しっかりと乾燥していることを確認し、メーカーの使用手順に従ってワックスを塗ります。


ポイント

  • ワックスはしっかりと密着させるために、乾燥した天気のいい日に行いましょう。

  • ワックス前の水拭きとワックスがけは、拭いたところを踏まないように部屋の奥から行います。


ご注意

  • シートフローリングやウレタン塗装がされたフローリングに通常のワックスをかけると、密着しないだけでなく、素材やコーティングに悪影響を与える場合があります。


無垢フローリングのおそうじ


☆ウレタン塗装が施されている場合


普段のおそうじ


普段のおそうじ方法はウレタン塗装と同じです。「ウレタン塗装が施されている場合」の項を参照してください。


月に1回程度のおそうじ


湿気を吸いやすい無垢フローリングは水分を嫌います。ウレタンコーティングがされていても、頻繁な水拭きは避けるべきです。水拭きをする場合は、月に1回程度を目安にしましょう。


【おそうじの手順】

  1. フロアワイパーで表面の埃を取り除きます。

  2. 掃除機で残った細かい汚れを吸い取ります。

  3. かたく絞ったぞうきんで水拭きします。


ポイント

  • 水拭きは必ずかたく絞ったぞうきんを使って素早く行うようにしてください。


ご注意

  • 薬品を使う科学モップは塗装や素材を痛めますので、使用しないようにしてください。


☆オイル塗装が施されている場合


普段のおそうじ


普段のおそうじ方法はウレタン塗装と同じです。


年に1回程度のおそうじ


【おそうじの手順】

  1. フロアワイパーで表面の埃を取り除きます。

  2. 掃除機で残った細かい汚れを吸い取ります。

  3. オイル塗装用のワックスクリーナーを使用して汚れを拭き取ります。

  4. ワックスまたはオイル塗装をメーカー手順に従って再塗布します。


ポイント

  • ワックスクリーナーや再塗装用のオイルは、塗られているオイル塗装と同一メーカーの専用のものを使用しましょう。


ご注意

  • 水拭きは素材が反ったり割れたりする原因になりますので厳禁です。


汚れの種類別おそうじ


黒ずみ汚れ


床が黒ずんでしまう原因は様々です。主なものは人間の皮脂や油、ペットの尿や糞、食べこぼしや飲みこぼし、洗剤などです。黒ずみ汚れができた場合には、フローリング専用のクリーナーや薄めた台所用の中性洗剤を使って汚れを落とします。


【おそうじの手順】

  1. クリーナーの使用方法に従って汚れを落とします。

  2. かたく絞ったぞうきんで水拭きします。

  3. 乾拭きして仕上げます。


ポイント

  • 汚れが落ちにくいときは、クリーナーを塗ってから少し時間を置くと落とせる場合がありますが、無垢材は染みや跡になる可能性があるので避けてください。


ご注意

  • 無垢フローリングへの洗剤の使用は素材を痛めるので厳禁です。


ペットの尿や糞


ペットの尿や糞は放置すると黒ずみや染みの原因になります。素早く対処しましょう。


【おそうじの手順】

  1. かたく絞ったぞうきんで汚れを拭き取ります。

  2. フローリング用のクリーナーまたは薄めた中性洗剤でそうじします。

  3. かたく絞ったぞうきんで水拭きします。

  4. 乾拭きして仕上げます。


ポイント

  • 洗剤や水分を残さないように、最後に水拭きと乾拭きを確実に行いましょう。


ご注意

  • 臭いが残ってしまう場合にはクエン酸で消臭可能ですが、素材を選びますのでフローリングメーカーに確認の上で使用してください。


食べこぼしや飲みこぼし


キッチンやダイニング周辺に多い食べこぼしや飲みこぼしなどの汚れも放置すると、含まれる成分によって落としにくくなります。なるべく早く処理しましょう。


【おそうじの手順】

  1. 大きな汚れを樹脂などの柔らかい素材のヘラで取り除きます。

  2. かたく絞ったぞうきんで汚れを拭き取ります。

  3. フローリング用のクリーナーまたは薄めた中性洗剤でそうじします。

  4. かたく絞ったぞうきんで水拭きします。

  5. 乾拭きして仕上げます。


ポイント

  • 洗剤や水分を残さないように、最後に水拭きと乾拭きを確実に行いましょう。


ご注意

  • 無垢フローリングへの洗剤の使用は素材を痛めるので厳禁です。


まとめ


以上は一般的なメンテナンス方法になります。フローリングはメーカー毎に最適なメンテナンス方法がありますので、おそうじを始める前に必ず確認しましょう。


フローリングは素材に合ったこまめなメンテナンスが大切です。汚れは放置せず、表面に付着した水分や洗剤は素早く拭き取るようにしてください。定期的なワックスやオイルの塗布で、いつまでも綺麗なフローリングを保ちましょう。



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