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コーティング後のお手入れ②

執筆者の写真: sk-service-incsk-service-inc

更新日:1月31日


【トイレの床編】



コーティング施工で設備が見違えるようにきれいになりました。

コストもかけているので効果が長持ちしてほしいものです。


さて、この後のおそうじは今まで通りでいいのでしょうか?

洗剤や道具も今までのものをそのまま使えるのでしょうか?


そんな疑問をお持ちの方にお答えします。



毎日のおそうじ

コーティングをしても毎日のおそうじは欠かせません。力まかせのおそうじをしたり、汚れを放置すればコーティングが長持ちせず、すぐに汚れが落ちにくい状態に戻ってしまいます。コーティング効果を長持ちさせる為には日々の丁寧なメンテナンスが求められるのです。


それでは、どのようなメンテナンスをすれば良いのでしょうか?

以下を参考に1日1回は必ずおそうじするようにしましょう。



【使う道具】

ほうき、ちり取り、モップ、スポンジ



【使う洗剤】

不要(使う場合は中性洗剤)



【おそうじの手順】

①ほうきとちり取りで表面のごみやほこりを取り除く。

②スポンジやモップを使って洗い残しが無いように隅々まで水洗いする。

③マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を十分に拭き取る。


週に1回程度は・・・

毎日のおそうじをしっかりやっておけば、汚れが溜まることはほとんどありません。

ただし、油汚れなど水洗いだけではどうしても落としにくい汚れが残ってしまうこともあります。

そんな汚れを溜めないようにするために、週に1回程度の間隔で以下のおそうじをしてあげるだけでキレイがいつまでも維持できます。


床そうじ










【使う道具】

スポンジ(または柔らかい素材のブラシ)



【使う洗剤】

中性洗剤(簡易コーティング効果のあるもの推奨)



【おそうじの手順】

①ほうきとちり取りで表面のごみやほこりを取り除く

②スポンジに中性洗剤を少量含ませて塗り伸ばし、隅々まで手でよく洗う

③清潔な水で洗剤の泡を洗い流し、洗い残しが無いか確認する

④洗い残しがなくなるまで②、③を繰り返す

⑤マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を十分に拭き取る


おそうじのポイント

①おそうじはなるべく毎日!


汚れは溜まると落ちにくくなります。おそうじはなるべく毎日するようにしてください。



②洗った後の水分の拭き取りは確実に! 


拭き残しは水あかになります。拭き残しの少ないマイクロファイバー等のタオルで水滴が肉眼で見えなくなるまで丁寧に拭き取ってください。



③道具にメラミンスポンジや硬いブラシ類は使わない!


表面を削って汚れを落とすメラミンスポンジや硬い道具はキズや剥がれの原因になります。なるべく柔らかい道具を使うようにしてください。



④洗剤をつけて数分置いてからお掃除を始める


少し時間を置くだけで汚れが分解されて落としやすくなります。



⑤汚れや水垢を見つけたら放置しない


汚れや水あかは溜まると落ちにくくなります。気が付いた時に必ず落とす習慣を付けてください。


⑥汚れがついていないように見える箇所も必ず洗う


汚れは付いていないように見えても確実についています。見えるようになった時には汚れが溜まってしまった状態です。そうならないように、おそうじの際は見た目できれいに見える箇所も含めて必ず全体を洗ってください。クルマのボディを洗車する場合をイメージして頂くとわかりやすいかと思います。



その他、気を付けて頂きたいポイント

①同じ場所を何度も強くこすらない


摩擦によってキズ付きの原因になります。



②一度使って汚れたままのモップやぞうきん、タオルで拭かない


付着した汚れがキズ付けの原因になります。よく洗って汚れを落としてから使うようにしてください。

何組か清潔なモップやタオルを用意しておき、汚れたら交換しながらお掃除するのがおすすめです。



③砂ぼこりはなるべく先に水で洗い流す


砂ぼこりが残ったままで表面をこするとやすり掛けをしたようにキズを付けてしまいます。

水洗いが無理なようであれば濡らして軽く絞ったぞうきんでやさしく拭き取ってください。



④洗い残しが無いように隅々までお掃除する


洗い残しがあると簡単に落とせる汚れも次第に落ちない汚れに変化してしまいます。おそうじの最後に全体をよく点検する癖をつけてください。



⑤道具はなるべく新しい物を使う


新しいモップやぞうきんであれば本来の汚れ落とし効果が発揮されます。また、傷んだモップで柄がむき出しになったものを使うとキズ付けの原因になります。



汚れが溜まってしまったら

毎日おそうじしていても、見落としによる汚れがどうしても溜まってしまうことがあります。

このような場合には以下のおそうじ手順にしたがって汚れをしっかりと落としてください。



【お掃除の手順】

①スポンジに酸性洗剤をつけて汚れている箇所に直接塗り込む

②1分~2分放置する

③スポンジに酸性洗剤をつけながら溜まった汚れをやさしくこすり落とす

④洗剤分が残らないように清潔な水で洗い流す。出来なければ濡れたぞうきんで洗剤分をしっかりと拭き取る

⑤マイクロファイバー等の柔らかい素材の清潔なタオルで水分を十分に拭き取る



※注意

酸性洗剤が効果を発揮するのは水あかや尿石などのアルカリ性の汚れです。油汚れ等の酸性の汚れには中性か弱アルカリ性の洗剤を使うようにしてください。

洗剤を使う時は最後に洗剤分をよく洗い流すようにしてください。特に酸性洗剤は金属製の蛇口・排水管等には付着しないようにしてください。

もし、誤ってついてしまった場合には洗剤分を残さないようにすぐに洗い流すかよく拭き取るようにしてください。


金属に付着した酸性洗剤を放置した場合には腐食が発生し、場合によっては穴が開いてしまう可能性がありますので注意してください。



まとめ

以上がコーティング後の基本的なお手入れ方法となります。

どの様な対象にも共通するお手入れの基本が「汚れを放置しない」ということ。


これまでの管理方法で設備に汚れや水あかが溜まってしまったり、キズだらけになってしまったのであれば、「汚れを放置しない」お手入れが出来ていなかったということになります。


汚れが付いたまま放置すればコーティング層を傷める原因となり、せっかくの防汚効果もすぐに半減してしまいます。


コーティングをされたのであればそれなりのコストをかけている事でしょう。無駄にしないためにはそれで満足するのではなく、「おそうじ方法の見直し」を必ず行ってください。


コーティング施工と後の管理までのセットが「コーティング」です。上記お手入れの手順を参考にこれまで以上にメンテナンスに気を配り、設備を大切に使うようにしてください。




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