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おしっこはなんで臭うの?

におうトイレ














トイレに入るとツーンとするあの臭い。気持ちのいい物ではありませんね。では、なぜあのような臭いがしてしまうのでしょうか。


今回はそんな「おしっこはなんで臭うの?」の疑問に、臭いを放つメカニズムやそれを防ぐ方法を含めてお話ししたいと思います。


おしっこ自体は「無菌」の事実

健康な人の腎臓で血液から作られた尿は基本的に無菌でほとんど臭いもありません。

尿中の90%程度は水分で、次に多いのが尿素。その他塩分や尿酸などの様々な成分が含まれています。アンモニア成分はごく微量なので、ツーンという臭いを感じることはほぼありません。


ただし、肝臓や腎臓、膀胱などの機能に異常が出ると明らかなアンモニア臭などがする場合があるそうなので、思い当たる方は早めにお医者さんに相談してください。


臭いの成分

 

おしっこが無菌で臭いもほとんど無いという事がわかりました。


では、なぜトイレがおしっこ臭くなってしまうのでしょうか?

これは、便器や床等に残った尿から「アンモニア」が発生するためです。


臭い発生のメカニズム

 

尿は時間がたつと細菌の働きで尿中の「尿素」が分解されて「アンモニア」になります。 


腎臓で作られた無菌の尿も尿道から体外に排出される際や排出された後に細菌に汚染されてしまいます。時間の経過と共に増殖した細菌が「尿素」を次々に分解して「アンモニア」を生成して臭いが発生します。


さらに放置し続けると尿石が付き始めます。尿石は細菌にとって快適な住処になりますので、発生するアンモニアも多量になります。

 

管理の悪いトイレが臭うのはこのためです。


臭いの発生を防ぐには?

尿は放置される時間が長くなればなるほどアンモニアに変化して臭いを放つようになります。臭いの発生を防ぐには汚れを溜めずに「すぐに掃除する」ことが最も重要です。


短時間であれば拭き取りが簡単なのはもちろん、尿がアンモニア化する前に取り除いてしまえば臭いが出ることもありません。


目安としては丸1日経過する前がいいでしょう。時間がどうしても取れない場合でも2~3日に1回は掃除するようにしてください。

  

ポイントは見えない場所

気を付けるべきポイントは「見えない場所」にあります。


見える範囲が明らかに汚れていればキレイ好きな皆様なら当然お掃除するでしょう。

では、見える範囲が綺麗だったらどうでしょうか?


汚れていないのにわざわざ掃除しようとは思いませんよね。ところが、汚れは見えない場所にもしっかりと付いています。


「お掃除をしても、見えない場所はそのまま」の繰り返しによって見えない場所の汚れも長期間そのままになります。


すると、知らない間に細菌による尿汚れのアンモニア化が進み悪臭を放ち始めます。


どこに気を付けたらいいの?

一見きれいなトイレ












リム裏の汚れ













便器のふち裏や外側全体、便座のフタ裏、床や便器と床の隙間などが見落としがちな場所になります。便器のふち裏を確認する時は手鏡などがあると便利です。


暖房洗浄便座の裏や便器との間にも汚れが溜まりますので、少しでも臭いを感じたら必ずチェックしましょう。可能であれば取扱説明書などを見て便器から取り外してお掃除してください。


特に「床」・「暖房洗浄便座」・「便器のリム裏」・「小便器のトラップ」がおしっこ臭が発生しやすい箇所です。重点的にこれらを確認してみてください。


また、狭い個室では壁にも尿が飛び散っています。

毎回でなくても構いませんが、たまにはお掃除して汚れを溜めないようにしてください。


トイレブラシ等の清掃用具も不潔になっているようであれば交換してください。


これらをリスト化して1つ1つチェックしていけば臭いが出ることはまず無いはずです。是非チャレンジしてみてください。


ツーンという臭いが出てしまったら

さあ、腕まくりに手袋をしてお掃除に備えてください!


お掃除するのは先述した「みえない場所」です。

洗剤も使ってすみずみまでお掃除しましょう!


尿石などができて臭いが出てしまった便器にはサンポールなどの酸性洗剤を使います。便器以外の場所にはなるべく酸性洗剤は使わない方がいいですが、タイル素材の床で水を流せる構造であれば使用可能です。タイルの目地は酸に弱いので汚れを落としたらアルカリ性の洗剤でもう一度洗い、洗剤成分が残らないように水で良く流すようにしてください。心配な方はクエン酸、重曹などを使う方法もありますが、効果は弱くなります。


それでも臭いが解消しないときは

「アドバイス通りに掃除してみても、まだ臭いが残ってるんだけど。どうして?」


これは手の届かない場所や見落としている場所、汚れ落としが足りない場所がまだあるという事になります。先述した「見えない場所」を中心に場所によっては手鏡等を利用しながら見落としが無いか再点検してみてください。


「でも、これ以上どうすればいいのかわからない!」


そんなときは、専門業者の手を借りるのも1つの方法です。弊社サービスのトイレコーティングであればトイレの臭いや汚れのトラブルをまとめて解決可能です。





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